加川良が亡くなったんですね。
彼の「教訓Ⅰ」は、大きな流れを前にしても、
一人の人間は一人の人間なんだということを教えてくれた、
僕にとってとても大切な歌です。
歌詞にもあるように、人が一人死んだって、
国はずっと続いてゆく。
でも、人間が一人一人生きて来た歴史のほうが、
国家の歴史なんかよりずっとずっと長い。
国破れて山河有り。
けれど人がいなけりゃ国もない。
だから主張していいんだ。そして逃げたっていい。
国ってなんだろう。
僕は琉球とのハーフだから、最初から日本のことなんて半分しか信用してない。
だって大和は琉球を侵略しただろ。
子供だった僕にこの歌を歌って聞かせてくれた父に感謝しています。
ありがとう。