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松本 暁(まつもと あかつき)
詩人 utanoha代表

<ライブ情報>

・2014年4月13日(日)
■会場
東京倶楽部千駄ヶ谷店
■時間
open 13:30
1st stage 14:00
2nd stage 15:20
■料金
2100円(2ドリンク込み)
■出演
松本暁(詩の朗読)

・2014年4月20日(日)
■会場
中野aman
■時間
start 17:30
no charge
■出演
鈴木純、松本暁、長男ズ、廣瀬恭平、theharerock and more

・2014年5月11日(日)
デンデケプロダクション Vol.8
■会場
渋谷ラストワルツ
■出演
重力2、ランランズ、ヨソハヨソー、Swingy×松本暁、大谷彩子、grinramma




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興味をもってくれたかたは、
info@utanoha,jpまでメールください。


カテゴリ:詩( 83 )
当たり前のこと
当たり前のこと



当たり前のことを言うのだ
メシを食わなきゃ腹が減るし
夜には眠くなるものだ

誰も否定ができないことを言うのだ
夏は暑くて汗が出るし
寒い冬には厚着するのだ

当たり前のことなのだ
叩かれれば痛いし
ひとりぼっちは寂しいのだ

愛想笑いはめんどくさいのだ
ムカつく相手にペコペコしたくないのだ
惨めな気分はいやなのだ

そうだ
当たり前のことなのに
どうして恥ずかしがっていたのだろう

お金がないのはつらいのだ
病気のときは病院に行きたいのだ
老後のことが心配なのだ
子供は健やかに育てたいのだ

働くために生きるのではなく
生きるために働くのだ
勝手なルールを決められたくないのだ
どこかの誰かに押し付けられたくないのだ
自分の人生なのだから

こんな当たり前のことなのに
代弁してくれる人は少ないのだ
偉い人が言うのはますますレアだ
たとえ言っても打算があるのだ

当たり前のことじゃないか
嘘をつくのはいけないことだ
自分さえよければはみっともないのだ
自由があるに越したことはないのだ
戦争になんか行きたくないのだ
僕は僕で僕なのだ
あなたはあなたであなたなのだ

僕らはそんな当たり前のことを
当たり前に言ってきただろうか
胸を張って話し合ってきただろうか
答えはノーだ
当たり前のこと過ぎて
かえって口ごもってきたのじゃないか
他人任せにしてきたのじゃないか

当たり前のことが当たり前でないのは
本当はおかしなことなのだ

だから僕は
当たり前のことを言うのだ
当たり前のことだから言うのだ
止むに止まれぬことなのだ
当たり前のことなのだ


















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by matsumotoakatsuki | 2016-07-11 22:12 |
地獄春日に裾をからげ

地獄春日に裾をからげ



見よ 
地獄 春日に裾をからげ
火宅を鎮めんとまろび出る

世の主たる子らの子ら
河原に群れ来て灼熱に窮す

あはれ
志が外道を踏まば
善意は笑みて不埒を成す

窒息せるか籠の鳥
天地分つ賽の目は何処にありや
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by matsumotoakatsuki | 2015-10-05 20:49 |
【動画】2009年経堂二重丸での朗読@アクセルイン
6年前のライブのリハ映像を友人の長谷川さんがアップして下さいました。
いやー、自分若いな…。



長谷川さんは建築家でもあり空間演出家でもあり、
バンドのボーカルもされたり地域のコミュニティ作りに関わったりと、
とても多才で尊敬する方です。

youtubeの長谷川さんのチャンネルには
他の僕のライブ映像含めいろいろアップされています。
ぜひご覧ください!
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by matsumotoakatsuki | 2015-08-28 22:56 |
愛国より愛民
愛国より愛民



愛ってなんだ
正直よく分からん

受け入れること?
ゆるすこと?

愛ゆえに
怒ることもあるだろう
立ちふさがることもあるだろう
愛あるゆえに

でもこれまでの人生で
ああこの感情は愛なのかもしれない
確かにそう思った瞬間は何度かあった

よく分からんけど
愛は知ってる

国ってなんだ
正直よく分からん

国って土地か?
国って政府か?
国って文化?
あるいは民族 宗教か?

国境線は変動する
国家は交代する
文化は混じり合う
民族も宗教だって

そんなものを愛してます って
全部じゃん
愛の対象
国ってなに?

従わないとだめなのか
褒め称えないとだめなのか
非国民を排除しないとだめなのか

国ってなんだよ
全然分かんね
人によって違うんじゃね?

民はよく分かる
俺だろ
あんただろ
彼や彼女
みんなだろ

愛も知ってる
よく分からんけど

愛民
重いな
でも具体的だ

要は生きてる奴ら
もがいたり笑ったり
幸せだったり苦しんだり
そうやって暮らしてる奴ら

俺だろ
あんただろ
彼や彼女
みんなだろ

そいつらなら愛せるよ
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by matsumotoakatsuki | 2015-08-03 18:58 |
吉原のゴリラ
吉原のゴリラ



ゴリラは檻から吉原を見た
意気地なし生粋たり
年増顔には青いままの血が

傷に立ち入る しかしゴリラ
運び屋が起きたら よいか
気づきが生きる日
神と今かと力の茨

時はもしや恋か竿師
花よ白菊いかに死す
磨き研ぎあこぎな間

吉原 富み無き武士
断ち切る怒りの味方
ゴリラ 鳥なら落ちた
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by matsumotoakatsuki | 2015-04-19 23:02 |
お上とフュージョン


お上とフュージョン



控えおろう
この紋所が
目に入らぬか


はい
見えてます

頭が高い
頭が高い
このお方を誰と心得る

えーと
てゆうか
あんた誰?
家来?


庶民
普通の人
なんで?

口をつつしめ 下賎の者
貴様お上に楯突くか
打ち首じゃ 獄門じゃ

お、おう
でも どうした
一般人が
そんなにいきっちゃって

いや
身の程を知れと言われても…
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by matsumotoakatsuki | 2015-02-18 20:20 |
来るな、と彼は言った
来るな、と彼は言った



自分の力じゃ
どうすることもできないことがあると分かった時
おまえはどうするね

おじいちゃんは
籐の揺り椅子に腰掛け
庭の木々を眺めながら僕にたずねた

答えあぐねていると
おじいちゃんは微笑んだ

そうだ
わたしもそうだった
どうすればいいか分からなかったんだ
体が動かなかったよ

彼はすぐ近くにいたんだ
ちょうど今のわたしとおまえぐらいの距離だ
けれど随分遠くに感じたものだ
おいしげる南方のジャングルのせいではなかったろう

僕は麦茶のコップをテーブルに置いた
テレビの甲子園中継が
出場校の地元の声を伝えていた
チアガールが泣きそうな顔で
グラウンドを見つめていた

彼は撃たれていたんだ
腹だよ
腹を撃たれたらもう助からない
わたしも狙われていた
木の陰から一歩も出ることができなかった

来るな、と彼は言った
その時の彼の目を
わたしはこの年になっても忘れられない

おじいちゃんは立ち上がり
窓辺に手を置いた

最後に笑ったよ
あいつは
いつもと同じように
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by matsumotoakatsuki | 2015-02-15 09:01 |
絶詠

絶詠



我は大和の国筑紫の里に
昭和52年5月3日
父滋 母玲子の第二子として
生を受けし者なり

長じては
形無きもの
声持たぬもののため
言の葉を束ねあやつり
この世の豊穣を寿ぎたり

今 ふるさとを遠く離れた
ここ中東の地で
牙をむく刃の前に
我が命を散らさんとす

されど我が友よ
我を殺めるこの者らを憎む事なかれ
彼らは彼らの信ずるものに生き
彼らは彼らの守るべきものを守らんとせしだけなり
我と同じなり

来し方行く末異なれど
抱えた命の重みは変わらず
されば我が友 同胞たちよ
我がのどぶえをかき切るこの者たちを
赦すべし
会うて相見る時あれば
抱きしめるべし
憎しみをあがなうのは赦しのみなれば

砂漠の露と消える
我が命のため流す涙があるのなら
その涙はしばし留め置け

不条理と矛盾の内に死する者は
我だけにあらず
意思を貫き
信念に身を捧げた我のため
涙を流す必要は無し

汝の涙は
伝えられることも
覚えられることも無く
ただ奪われ失われる命のために流せ

我 罪科多き人生を歩みたり
過ちと無縁とは言わず
嘘に潔白であることなし
されば我が兄弟
我が愛する者たちよ
人の無明を責める事なかれ
我らは神にあらず
我は先に逝く

これが我が最期の言葉なり
我が名は松本暁
かく生きかく死す
悔いは無し
この世界は美し
この世界は美し










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by matsumotoakatsuki | 2015-02-02 21:54 |
言葉を断捨離

言葉を断捨離



そっとティッシュにつつみ
丸めてゴミ箱へポイ

さっとハンカチで拭き取って
水で洗い流す

言葉を断捨離
余計な分を手放す

古新聞みたいにひもで縛り
可燃物の日にまとめて出す

紙飛行機にのせ
屋上からヒュッ
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by matsumotoakatsuki | 2014-04-30 15:06 |
即興詩 決意の海(お客さんからもらった言葉「決意」「海」から)
先日の高円寺の古書店アバッキオでのライブで、
お客さんから言葉をもらい朗読した即興詩です。
ライブ書き起し詩集には、既作の詩に加え、
こういう即興詩も収録されます。

お時間ある方は試し読みくださいませ:)

ーーーーー

即興詩 決意の海(お客さんからもらった言葉「決意」「海」から)

若者は妹に揺さぶられて目を覚ました
ガラスのない窓から朝日が差し込み
熱帯の夏は
段々とその涼しい眠りから覚めようとしていた

若者は服を着た
といってもTシャツを着ただけだ
下はいつも履いている短パン
サンダルをつっかけ砂浜に出た

今日は若者にとって記念となる日だった
若者のこれからの人生が始まる日
もう子供ではなくなる日
若者は水平線を眺めた

すぐに砂浜は大人たちで騒がしくなった
歌いながら かけ声を合わせながら
大人たちに混じり若者は舟を出した

日焼けをした漕ぎ手たちがオールをあやつり
舟を沖へと導く
若者はその舳先に立ち
水平線の向こうを睨みつけていた
潮が上がった

いたぞ!
大人たちが叫んだ
若者は右手に握る銛を眺めた
祖父の代から受け継がれた銛
今日若者はその銛を始めて使う
クジラの脳天めがけて振り下ろす役目

舟はクジラへと速度を上げ
若者はじっとりと手が汗ばんで来るのを感じていた
太陽は無関係に輝いていた
海は何も言わなかったが
幾つもの波が舟を揺らした
ふたたびクジラが潮を噴いた

大人たちの歌が始まった
舟はさらに波の上を駆け
クジラのしっぽを追い越し
ついにクジラの顔にまで

若者はボートから飛び上がり
銛を海へと投げ込んだ

砂浜に戻り
若者は自分が生きていることを噛み締めた
クジラの解体はすでに始まっていた
若者は今日からクジラ捕りとして生きていく
その最初の日

祖父がしたように
また父がしたように
若者は銛を握りしめ決意を固めた
未来へと漕ぎ続ける決意
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by matsumotoakatsuki | 2014-02-02 13:47 |

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