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松本 暁(まつもと あかつき)
詩人 utanoha代表

<ライブ情報>

・2014年4月13日(日)
■会場
東京倶楽部千駄ヶ谷店
■時間
open 13:30
1st stage 14:00
2nd stage 15:20
■料金
2100円(2ドリンク込み)
■出演
松本暁(詩の朗読)

・2014年4月20日(日)
■会場
中野aman
■時間
start 17:30
no charge
■出演
鈴木純、松本暁、長男ズ、廣瀬恭平、theharerock and more

・2014年5月11日(日)
デンデケプロダクション Vol.8
■会場
渋谷ラストワルツ
■出演
重力2、ランランズ、ヨソハヨソー、Swingy×松本暁、大谷彩子、grinramma




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中山聡 詩集「東京」
UTP-0002
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zine "works"

これまでの活動が見れます。


興味をもってくれたかたは、
info@utanoha,jpまでメールください。


<   2010年 02月 ( 4 )   > この月の画像一覧
風になびくカーブミラー


風が吹くたび、車が通るたび、右に左に向きを変えてました。
東京にも時々、こんな正直者のカーブミラーがいるようです。

しばらくのあいだ、しずかとふたり
ぽかんと口をあけて見あげてました。
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by matsumotoakatsuki | 2010-02-22 20:08 | 日々のこと
反付加価値宣言
日曜日、西大泉区民会館に行った。
三月から始まる体験農園の説明会だ。
今までも何度かは畑の手伝いをやったけど、
春からは自分たちでも借りてやってみることにした。
借りるのは西大泉の体験農園の一区画。
よったんとうちと共同でお金を出し合った。
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食糧の確保は今後の生活の大きなテーマのひとつだから、
その第一歩でもある。
自分たちが食べるものは、なるべく自前で用意できるに
越したことはない。
単純に手作り野菜はおいしいだろうし。
なにより自分で育てた野菜はスーパーじゃ売ってない。

それは付加価値なんかじゃない。
てゆうか付加価値ってなんだろ。

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たとえば
「付加価値ある人間性」
「付加価値ある愛情」
。。。なんか意味不明な感じだ。

付加価値ってモノに付くもの?
「付加価値ある素粒子」
「付加価値ある地球」
これも不可能なものばかり。

人が作ったものに付加されるということなら、
「付加価値ある赤ちゃん」
「付加価値ある国家」
というのは可能なのかな。
いや、不可能か。

僕は付加価値のないものが好きだ。
人間やこの世界。生きてること。

そもそも価値を語れないものを比較の対象にするのなら、
付加価値は戦争さえうみだす。
コストの割に利益が効率よく上がらないイラクを放り出して、
アフガニスタンに注力しはじめたアメリカのオバマ政権がいい例。
国益という名の経済的利益、政治的地位、国威の発揚。
プレーヤーはその都度、最大効果を実現するソリューションを
検討することになるだろう。
その時支払われるコストは、いつだって二度と回復不可能なものだ。
イラク人が失ったものを、市場はいったいいくらに換算するつもりだろう?

大切なものが大切な理由は、
付加価値があるからじゃない。
それがかけがえがないものだから。
生きる力はそういうものからしかもらえないからだ。
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by matsumotoakatsuki | 2010-02-15 21:47
コーヒーの苦み
その町に着いたのは夜だった。列車を降りた理由はひとつだけ。聞いたこともない名前だったからだ。といっても、私はルーマニアの地名はブカレストぐらいしか知らなかったから、どの町へ行ったところで名前は知らなかった。私の荷物は、ノートと東ヨーロッパの大雑把な地図を入れたバックパック、ブルガリアで買った古びたギターと寝袋ですべてだった。金は片方のポケットに入るだけしかなかった。

駅員に繁華街へ行くバスをたずねると、乗り場まで連れて行ってくれて、同じバスを待っていた中年の女性に、降りる時教えてやってくれと声をかけてくれた。バスの窓から見える町並みは、隣に座る女性と同じようにそっけなかった。

バスを降りた後、私たちは反対方向に歩き始めた。小雨がぱらついていた。私は安宿を探して通りを歩いたが、そもそも宿自体がなかった。一軒だけあったホテルは私の所持金の全部よりも高かった。ストリップバーの客引きが私を見て笑った。最初の一時間の後、目的地は安宿から雨をしのげる軒先に変わっていた。さらに一時間歩いたあと、私は教会の軒下に一夜の宿りを得ることに決めた。

私は疲れきっていた。荷物を肩から下ろし、ずた袋のようなギターバッグをチェーンで柵につないだ。ノートとギターが私の荷物の中で最も大切なものだった。ノートには詩が書きためてあり、ギターは路上で演奏して金を稼ぐために必要だった。私はノートをギターバッグに突っ込んだ。バックパックのほうが盗まれる確立が高いと思ったのだ。寝袋のジッパーをおろしブランケットのように開いた。体ごとすっぽり入ってしまうと、何かあったとき身動きが取れず危険だから。雨足は強まりはしなかったが、止みもしなかった。道の方に体を向け眠った。夢は見なかった。

空が明るみ始めた頃私は目を覚ました。荷物はなにもなくなっていなかった。町を北に抜け、国道へと出てからヒッチハイクを始めることにした。途中でコーヒースタンドがあったので、温かいものを飲もうと立ち寄った。コーヒーが出るのを待つ間、冷えて堅くなったパンをかじった。他の客は私を不審そうににらんだ。若い店員が、どこから来たんだ?とたずねた。日本からだと答えた。私はコーヒーをすすった。曇り空の下、灰色の湯気が視界に一瞬もやをかけ、消えた。


May.2007
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by matsumotoakatsuki | 2010-02-10 21:12 | 遍歴
古なじみのあいつが来た日
立春を前に、夜のベランダにやってきた
久しぶりのお客さん。
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二年ぐらい前にも遊びにきてくれたあいつ。
その時は僕としずかは経堂にすんでた。

次いつ来るのか約束もせず
起きるとたいていどこかへ行ってしまったあと。
そんな気ままな流れ者め。

置き手紙なんかキャラじゃないあいつが
明くる日ベランダに残していったのは

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空を見上げるちっさなスマイルマーク。
あいかわらず気取ってるなあ。


早朝の公園はすっかり雪景色だった。
スニーカーの底が霜柱に持ち上げられた。

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寒さがあんまりひどい日は、
太陽光も凍ったままふりそそぐみたい。
それが地面にしみこんで、
やがて宝石になるのです。
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by matsumotoakatsuki | 2010-02-06 19:54 | 日々のこと

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